株式会社中川ケミカルは、現在広く「カッティングシート」と呼ばれ様々なデザインの現場にて活用されている装飾用粘着シートを世に送り出しました。「カッティングシート」の産みの親としてその誕生から半世紀に及ぶ現在まで、人と色との関係はどうあるべきかを考えてまいりました。景観における色彩については勿論のこと、色彩の及ぶ範囲は極めて広域です。弊社では、より専門的に色の研究を行いうため、2013年に中川色彩研究室を設置いたしました。
中川ケミカルは、シートメーカーとしてよく出る流行色だけを追うに留まらず、お客様のさらなる満足のために理論的に「色」を網羅することを心がけ、ひとつひとつの「色」に「Lab」「HVC」「CMYK」「RGB」などの色データはもちろんのこと、時代の流行情報や色が人に与える心理的作用、またはあらゆる色表との対応データを格納してきました。中川色彩研究室ではそれらの蓄積してきたデータを貴重なリソースとして応用し、「色」を使った様々な新しい試みやアプリケーションの開発に役立てています。